健吾へのイジメがエスカレートすればする程健吾は体を鍛えた。
足、胸、腹、とにかく鍛えた。
おかげで、どんどん逞しい体つきになっていった。
小柄なヒロキに墜とされた殺人技バックブリーカー、
健吾はこの頃からプロレスに興味をもつようになっていった。
そんな次のイジメの会、、、(笑)
イジメる方は無抵抗な健吾をいい事に、イジメを己の強さと勘違いし、どんどんエスカレートする。
では、本日のセミファイナル~。
健吾の腹責めをはじめたいと思いますー。
おちゃらけ隼人の名調子が始まった。
きょーはヒロキいねーんで、ヒロキの弟クン、
ユウキ君に特別に来ていただきました。
今年のボクシング部のホープでーす。
えーっまじかよ、ヤバくない?だれかがいった。
対しますのは我らがやられ健吾君、
いやいやホワイトチョコ健吾君でーす。
きょーは我らがホワイトチョコ健吾君、エロ責めなしで、
ガチで対抗してくれまーす。
ユウキ君部活ロードワーク中なんで、さっさと始めまーす。
では最初の一発目は、手加減モードで健吾君のチョコレートがどこまで耐えれるかやりまーす。もち、ユウキ君グローブありで、きき腕じゃない方でお願いしまーす。
健吾が脱がされ、スタンバイする。
(俺だって随分鍛えたんだ、少しは耐えるはず、、と健吾。)
ユウキが構える。
Go!
サウスポーユウキの右ボディが、
健吾のホワイトチョコを襲う!
バゴッ!!!!!!
おふっっっっ!!
その瞬間、即!
ドサッ!
っと健吾がたまらず膝からくずれる!
おええええーーー。
さっき帰り道で飲んだジュースをほとんど一瞬で吐いた。
すっげえーパンチ!!!
その他大勢がざわついた。
おーっと健吾選手、ワンパンチでダウンです。立てるか?
ワン、ツー、
(きつすぎる、腹やられた、、、)
スリー、フォー、
健吾選手動きません。
ファイブ、シックス、
(立てねえー)
セブン、エイト、
なんとか踏ん張って起き上がろうとしてます健吾選手!
ナーイン!
なんとかフラフラで立ち上がった健吾選手!
続行できるか?できないか?おかまいなしに、
ラストパンチいきまーす。
ユウキちゃん予定変更~本気パンチやめてねー、
自分の獲物は逃がさないといった表情のユウキ、
利き腕ではないといえ、まじパンチをくりだす。
ドッゴオオオオオ!
うっげえええええええええええええー
目が飛び出すんちゃうか?みたいなギョロ目になったあと、
そのままスローモーションのように、
どさっー
っと倒れ込む健吾、目の焦点が全くあってない。
(一同)しーん
殺人パンチ!
その場にいあわせた全員がそう思った。
健吾に駆け寄るタケシ、、。健吾大丈夫? ?
嗚咽に苦しむ健吾。 口をパクパクして、息を吸おうとしてる、、。
ボディブローが強烈すぎ、息できない状態に陥ってた。
健吾~~。
口から涎か胃液かわからないものがだらだら流れでている。
じゃ、僕はこれで、、あっさり帰るユウキ
(くっそうー手加減したとはいえども僕の一発目のパンチであいつ起き上がりやがった、あいつ何者だ? つい二発目本気になっちまったい、、。)
おら、いつまで寝てんだ一年坊主。 つぎやるぞ早くおきやがれ。 と健吾の頭に靴の爪先で蹴りをいれる 背の高い男。
この悪グループのナンバー2男、雅也が前に現れた。